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ニュージーランド在住、甲殻類家族のドタバタ子育て日記
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さて、2章です。

エピ(痛み止め)を使用し、10分がたちました。
痛みが遠のいていくのと同時に、眠気がマックスです。

前日破水してからというもの、満足に睡眠がとれなかったのもあるのでしょうか・・

す~っと眠りに入っていったことを覚えています。
恐るべしエピの力!!

ざりがにくんも、ミッドワイフ(助産師)さんも、ここで一緒に仮眠をとったようです。


はっっ!!

と気付き時計を見ると、ちょうど1時間後
そして、陣痛の波も感じます。

エピを持ってしても、感じる痛み・陣痛って・・・これまた恐るべし!!


ミッドワイフ(助産師)さんが子宮口のチェックをします。
彼女が、うなずきました。

体がリラックスをし、休んだお陰で、子宮口が10センチまで開き、
小えびが回転したのです。

ついにやってきました、この時間。
押し出し、開始~です。

『Push,Push,Push・・・Leave the air』
『Good,Good,Good』
『Big Breath, Big Breath, Big Breath』


彼女がすべての単語を3回ずつ唱えるのが印象的でした。
気が動転して、英語なんてふっとぶであろうアジアンへの心遣いでしょうか??

と・・・しばらく押し出していましたが、小えびの心音に波が見られるようになっています。
『赤ちゃんがストレスを感じている』
サインです。

ここで、スペシャリスト、産婦人科医の登場です。
彼女の名前はDaisy(デイジー)
いい名前じゃないの、だって、ざりがにくんの会社は、Daisy Trading(デイジートレーディング)だもの。
よし、デイジー、あとはあんたに任せる!!

そして、彼女の選択は、

吸引、小えびの頭にトイレ掃除の吸盤みたいなのをとりつけ、
押し出しと同時に引っ張ることでした。

この頃には、陣痛の波を感じていたわたくし、まっかちん。
いっきに、Pushしたところに、
デイジーが吸盤にスイッチを入れ・・・・

『あ、頭がでてきた・・・』
ざりがにくんの言葉とともに、

すっぽ~ん

小えび誕生です。
28917ef7jpeg

なんて・・・

出てきてすぐに、ものすごい勢いで泣き始めた小えび、
ざりがにくんがへその緒を切る間も、
私がSkin to Skin Contactをしている間も、
(生まれて30分以内にお母さんと肌と肌で触れ合うというもの、NZでは
推進・重要視されています)
ず~っと、泣き続けておりました。

theo.JPG

私はと言えば、感動の涙とか、そんなことよりも、
終わってよかった・・・というのが正直な感想の、ダメマミー・・・
『あっという間にでてきて、驚いた~』っていうのが、ざりがにくんの感想、
あっという間すぎて、
出てくるショットは取りそびれた、ざりがにくんです(笑)

そんなこんなで、破水開始から、
34時間半、
母子共に健康に、出会うことができました。

応援してくださったみなさん、ありがとうございました。
あまりにも長い出会いまでの道のりで、かえって周りに心配させてしまいました。

これから、ニュージーランドから、小えびの成長日記を
配信します。
theo6.JPG
ぼく小えび、Theo(セオ)です。
どうぞようろしく☆


SATOKO


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ついに、ついにやってきました。
まっかちんと、ざりがに、小えびのご対面のその日が!!

わたくし、まっかちん、この日をどんなに待ち望んでいたことか・・・
小えびと会うことはもちろんですが、
この巨大なお腹とおさらばできるという晴れの日、


は、巨大なる痛みとともにやってきました。


まっかちん、小えび出産は難産と形容されるのでしょうか???
私の中では、小えび出産を大変だったと言われずして、
他にどんな大変な出産があるのだろうか??と
思ってしまいますが、ブログを読んでみたみなさんの意見、お待ちしています。


ではでは、序章から・・・・・

9月17日午後6時45分*NZ時間 破水発覚です。
ピンク色のお水がぽたぽたとキッチンにしるしをつけています。
ピンクや透明なお水のときには、赤ちゃんは安全だと聞いていたので、
あわてず、早速ミッドワイフ(助産師)さんに電話を入れました。

このとき、助産師さんには、陣痛の波が3分間隔になったら、または、大量破水したら、
羊水の色が緑やにごってきたら電話をしてと言われました。
それまでは自宅待機だと・・・
自宅待機はNZ流ですね。

しかし、まろやかな陣痛(生理痛の弱い感じ)がランダムにくるだけで、定期的になるには程遠く、
ミクシィに記事をあげる余裕までありました。
陣痛ってこんなの??ってたかをくくっておりました(んなわけないっす

そして、9月18日午後1時、*破水開始から18時間たつ場合は、
感染防止のため、抗生剤をうたなくてはなりません。そのため病院へ
POのお世話は今回トレーナーさんに前面お任せで、心配の必要はまったくありませんでした。

点滴開始、パソコンを持ち込んでいたので、それで暇つぶし☆
『やっぱりパソコン持込正解だねぇ~』なんて
余裕で笑っていたら、看護学生に2度目の点滴を打たれることになり・・・・・

学生にやられる注射や血液検査にいい思い出がいっさいない私でしたが、
彼女の笑顔に・・・つい、『No,I dont mind(かまわないわ)』って言ってしまい・・・
今回も相当、後悔しました。

すっごく痛くて、いたそうな表情をするたびに、
『Like Burning?Or Sharp?(燃えそうな痛み?さすような痛み?)』って聞くんですもん、
エクスキューズミー彼女??そんなもん、どんな痛みでも痛いんだから、
さっさと打てって!!、燃えようが刺そうが、あなたが、笑顔で注射器を止めること自体が
痛いんですぅ・・・

さて、同日午後8時、*助産師さんと一緒に分娩室へ入ります。
といっても、NZのデリバリーユニット(分娩室)は、日本で言う分娩予備室もかねている個室で、
こんな感じになっております。
左手に赤ちゃんの緊急用の酸素ボンベや医療器具、手前にはお母さんが陣痛をやわらげるための
ソファやお風呂シャワーなどもついています。

6d19c76cjpeg

DU.JPG

そこで、陣痛促進剤の点滴開始です。

さすが、点滴、開始とともに、陣痛の波がやってきました。
ここでざりがにくんがパソコンに映してくれたのが、ドラマ『Good Luck』
ホント、Good Luckを願わずにいられませんよ、
どうかどうか婦人科医をめざす、学生がきませんように☆
それか、キムタクみたいなイケメン婦人科医が来ますように☆って
(それもどうなの?って感じですが・・・)
ざりがにくんは私のマッサージに忙しくしていましたが、
助産師さんは、まだまだ余裕、雑誌なんかを読み始めました(笑)

この時点で子宮口はたったの1センチしか開いておらず・・・
しかも小えびの顔がまだ空を見ているとのこと
(通常は地面を見てるんですね)
これが通常になるまで、そして、子宮口が開くまでは、
この陣痛とともに待たなくてはいけないと・・・・
『待ってやろうじゃないの、出産っていうのは痛いもんだって聞いてるもの!!』
*みなさん、覚えといてくださいね、この意気込み


と、勇んで望み、我慢に我慢を重ねた、陣痛マックスの波
に、声もだせないほどになった
9月19日午前2時、*陣痛開始から6時間後
ミッドワイフ(助産師)さんが、私にこう告げました。

『子宮口はまだ2センチしか開いてないの、赤ちゃんの顔もまだ、回っていない、
体が陣痛のために固くなってしまっていて、リラックスさせないと、子宮口も開かないし、
赤ちゃんも回転を始めないので、ペインリリーフ(痛みどめ)を行って、
少し体を休めないと、最後に赤ちゃんを押し出す力がなくなってしまうわ、
まだ8時間はかかると思うの』



えぇぇ???
今なんておっしゃって??
は、8時間ですって???



聞き間違えかと思いました。


そんなわけで、助産師さんの提案を受け入れ、
もとい・・・始めの意気込みをあっさりと捨て・・・(笑)
割と軽い痛み止めとして使われる、Pathedineとガスの両方が
太ももと口から投薬されたわけですが・・・

陣痛マックスの私の痛みを取り除くにはいたらず、

最後の砦
エピを使うことになりました。
要するに、無痛分娩として使われる麻酔薬ですね・・・
かわいい名前ですが、強力です。
最後までこれを使うのはやめ、できるだけ自然に近い形でと思っていましたが、
もう、これしか体を休める方法が残っていません・・・

専門医がやってきて、エピを私の脊髄へ注射していきます。

これを使用してようやく痛みが和らいできました。

これで少し休み、体がリラックスし、子宮口が開き、小えびが回転することを願います。


すいません・・・・ここまで書いていて今日はもう疲労の限界です。

続きはまた書かせてもらいますね。
お楽しみに・・・





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プロフィール
HN:
SATOKO
性別:
女性
職業:
日本でもNZでももと保育士
趣味:
寝ながら読書
自己紹介:
NZにて、2歳の小えびと3歳のかに座のPOと、アラフォーのざりがにくんとドタバタ生活中。
10年前には予想もしていなかった現在の私の生活、人生なるようになる、そしてなるようになった人生も楽しいもんだと感じています。





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